1/04/2013

箱根駅伝に思う

正月三が日も過ぎ、今日から仕事始めという方も多いだろうが、皆さん、どんな正月を過ごされただろうか?

私は年々ダラけた正月を過ごすようになり、昨年末27日(木)あたりから毎日ずっと酒ばかり飲んで過ごしてきた。

正月2日(水)、3日(木)はここ何年かマジメに見るようになった箱根駅伝をテレビで楽しんだ。
特に意識して箱根を楽しむようになったのは「山の神」東洋大柏原選手(現富士通)の力強い走りを見てからで、柏原選手が卒業していった東洋大が今回の箱根でどんな走りをするのかを楽しみにしていたが、期待を裏切らない素晴らしい走りで東洋大は総合2位の成績をおさめた。

それにも増して今回素晴らしかったのは、優勝した日体大である。前回大会でシード権を失い、今回は予選会からの出場となったが、この1年間、どんな思いで練習に臨んできたのか、あるいは卒業していった昨年の4年生たちがどれほど今回の優勝を喜んだだろうか、などということを考えると、熱いものがこみあげてくる。

さて、関東学連主催の一地方大会が、なぜこれほど全国的な支持を得ているのかと考えてみると、若者たちが必死に戦う真剣勝負であるということプラス、競技の質が高いということがあるのだと思う。

例え本人たちが必死に取り組んでいますと言ったとしても、見ている側にその必死さ、真剣さが伝わらなければ、これほどの支持を得ることはできなかっただろう。そしてその必死さ、真剣さというのは、ヘロヘロに疲れきって倒れ込む姿によって伝わるのではなく、ゴールしても有り余るスピードで走り続ける勝者によって伝わるものだと私は思う。

決してゴールした直後に倒れ込んだり、あるいは途中棄権してしまった選手を責めるつもりはないし、そうしたことは意図していない。そういった結果論ではなく、本番の試合に向けて準備する際に、どんなに苦しい場面においても逃げ出さず、斜に構えず、とことん全力を尽くして困難に立ち向かうという姿勢を取り続けることこそ、ゴール後も溢れんばかりのスピードを保って勝利をつかみ取ることができるようになる唯一の手段であり、若者が学ぶべき最も重要な事柄であり、見ている者にその熱い思いを伝える正しい方法なのだと言いたいのである。

3日(木)にはアメリカンフットボールの日本選手権試合「ライスボウル」もあり、社会人代表のオービックシーガルズが学生代表の関西学院大学を下して3連覇を成し遂げた。

オービックにはお世話になった方も多いので喜ばしい限りだが、箱根駅伝が2日間にわたって10時間以上テレビ放送されたのに対し、ライスボウルはついに地上波から姿を消し、NHK BSでの放送となってしまった。そのうち、去年まではBSではやってたのにねー、というふうにならないと良いのだが…。

喰わず嫌いの皆さん、アメフトもホントに面白いスポーツですよ?!

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