2月7日(日)に実施された、東北学院大学災害ボランティアステーション共催 宮城県石巻市牡鹿半島小渕・給分浜現地交流スタディーツアー「聞いて、語って、食べて、明日へ。牡鹿の魅力に触れてみよう」に参加した。
例によって、基本的にはマイクロバスのドライバーとしての参加だが、個人的には、昨年3月末から何度かボランティア学生たちと共に漁業支援に訪れている牡鹿について、学生たちが「牡鹿の魅力を人々に伝え、牡鹿に活力を取り戻したい」という強い思いを持って現地の方々と協力し、一から企画したイベントなので、ドライバーとしてだけでなくできるだけ学生たちの活動をサポートしたいと考えて参加した。
当日、集合場所の土樋キャンパスを午前9時過ぎに出発し、仙台東部道路から三陸自動車道を通って、まずは震災による津波で甚大な被害を受けた谷川(やがわ)地区へ向かった。
震災から丸5年が経過しようとしている中、谷川地区のかつて集落があった場所には雑草が生え、僅かに残ったブロック塀の土台を見つけなければ、ここに人が住んでいたと気付くことさえ難しい。初めて訪れた参加者の多くは、おそらくただの原っぱをマイクロバスが目的地に向かって走っている、とだけ感じたかもしれない。
しかし、マイクロバスの車内で学生スタッフがマイクを使って牡鹿の被災状況を説明し、途中、海が全く見えない地点でバスを降り、ここまで津波が押し寄せてきたことを知らせると参加者の多くが息を飲み、ここが被災地であるということを実感したに違いない。
その後、小渕浜の牡蠣剥き作業所付近に特設されたイベント会場に到着。
先陣隊の学生スタッフと現地の方々がテントを張り、火を起こして、牡蠣やホタテ、ホヤを焼いて待っていてくれた。それで気分は一気に「祭モード」へ?!
冷たい風が時折強く吹いていたが、良く晴れて海がとても綺麗。
そんな海を眺めながら、焼き牡蠣やら、焼きホヤやら、ワカメのしゃぶしゃぶやらを食べ、おにぎりを頬張った。
牡鹿の牡蠣は本当に美味い。
牡蠣だけでなく、ワカメも肉厚だし、今回初めて食べた焼きホヤ(ホヤは生で酢の物にするか、蒸しホヤでしか食べたことがなかった)は最高に美味く、ドライバーとして来たことに本当に後悔した!
と言っても、今回はスタディーツアーなのでアルコールは一切無かったが…
およそ50名が参加した今回は、第1回ということで、2回目3回目を企画していくことになるだろうが、機会があれば皆さんも是非参加してみてください。牡鹿は本当にいいとこです。