5/29/2013

ポジションを変える時

人事異動の内示から2週間余り過ぎ、来週月曜には辞令も交付されるのだが、未だに処遇というか課内の配置が決まっていない。先週、あと数日待ってくれと言われていたのだが、どうやら今のところ動きは全く無い。

「同年代で昇任が遅れている人を一斉に昇任させました」と言わんばかりの異動だということは以前も書いたが、それを裏付けるかのように、ある課長さんが「ある程度年齢いった人がほとんど係長になれて良かった。外に対して恥ずかしいからね」と仰られてた。なるほど、能力評価による昇任ではなく、対外的にヒラじゃカッコつかない年齢の人を一斉に昇任させたってワケか。だから課内の配置だって辞令の時期に合わせる必要は無いってことだね。
つじつまがあってスッキリ。


人事って、運動部の選手のポジション決めと似たようなものだと思う。そりゃ、運動部の監督と会社の人事担当者じゃあ負う責任の重さは全然違うだろうが、個人に与える影響や組織に与える効果というのは似たようなものだろう。

組織は人。
ひとりひとりがその所属する組織に於いて「自分は重視されているんだ」という感覚を持つことができなければ、その能力をフルに発揮することはないだろう。だから監督や上司は、あの手この手を使って「あなたは重視されてますよ」と選手や部下に伝える必要がある。

ポジションを変える時、監督はそれを選手に告げるタイミングや言葉遣いにまで気を付け、その選手が自分の能力をさらに発揮できるポジションへと変えてやる。ここでダメだからあっち、ということは決してしないし、今は他のことで忙しいから後回しにしようということも絶対にしない。
だって、組織は人。
組織に於いて人の配置以上に大事なことなんて無いワケだから。

…なんてことを、かつて運動部で監督していた頃に考えてたっけなぁ。

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