8/18/2017

「夏ボラ」雄勝 2日目 その1

雄勝、波板で迎えた最初の朝は雨。


朝食は、前の晩のうちに学生たちが作ってくれたおにぎりとわかめスープ。
個性的な形のおにぎりはなかなか美味い。それと、わかめスープの塩っぱさが最高だった。


2日目、14日(月)の午前のプログラムは防災教育。
講師は、雄勝ローズファクトリーガーデンを運営する雄勝花物語の徳水博志さん。震災当時、雄勝小学校で教員をされていた経験を踏まえ、学生たちに「防災」について分かりやすく話してくれた。


私は、防災教育をお聞きするのは2度目か3度目だが、なぜか今回の話が一番心に響いた。3年連続でこの雄勝夏ボラに参加している学生が言っていたが、配付資料も毎回見やすくなっていて、話も分かりやすくなっているとのこと。私はそこまで気づかなかったが、講師の徳水さんは毎回ブラッシュアップして臨んでくださっているのだろう。それが今回、私に特に響いた理由かもしれない。

皆さんも是非、「防災」ということを考えてみて欲しいと思う。
私が今回強く思ったのは、防災とは命を守ること、ということ。徳水さんもおっしゃっていたが、防災について考えていけば、イジメもなくなる(言い方はこんなんじゃなかったけど)と思う。単純に地震や津波に対するモノの準備をするということではなく、命を守る、互いを思いやる、自分の命、大切な人の命を守る、そんなことを防災を通じて真剣に考えれば、他人を(あるいは自分を)傷付けることなんてなくなるはず。私も改めて防災について考えていこうと思う。

この日は昼食もおにぎり。特に個性的な形のものを選ぶとこんな感じになる。
それと、地元の方がとろろ昆布汁を提供してくれた。雄勝に来るとよくいただくのだが、これが絶妙に美味い。いつもありがとうございます。


雄勝ローズファクトリーガーデンには、こんな感じの東京駅を模した小さな建物がある。屋根はもちろん雄勝石のスレート。被災後に拾い集めた雄勝石で作成したものとのこと。


雄勝ローズファクトリーガーデンは、復興道路建設のため現在の場所から70mほど離れた場所に移転することになっていて、今回のボランティア活動もそのお手伝いを含んでいる。今年2月にもお手伝いのボランティアに同行していて、その時作り始めていた石垣は、こんな感じになっていた。


2月には無かったビニールハウス。今回はこの中でも作業した。


立派な門が設置されていた。某所から移設したそう。


さて、昼食のあと、当初の予定では灯籠流しの準備に向かうはずだったが、他大学のボランティアとのバッティングがあり、ふた手に分かれ、灯篭流しの準備の他に、ローズファクトリーガーデンでも作業を行うことになった。

こちらは、ラベンダーの剪定。草姿の乱れたラベンダーを剪定して、少し間引いてあげる作業。




こうした作業は意外に夢中になって楽しい。



こんな具合にスッキリした。


夕方、4時からの浜供養に参列するために移動。


ここで、他大学から雄勝入りしているボランティアチームと合流。



現地の方と共に、お焼香して供養を行った。

夕飯は、店こ屋商店街の「洸洋」さんのお弁当。美味しくてボリュームもある。昨日に続き帆立をいただいて満足。


このあと、今回のメインイベントである灯篭流しを行ったが、その様子は、「夏ボラ」雄勝 2日目 その2でご紹介します。

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