10/24/2012

頑張れ、4年生!

昨日、18時半から泉キャンパスのグラウンドで行なわれたKayaksの練習を見に行ってきた。
今週末はリーグ戦最終節、そして今日から私は仕事で遅くなる予定だったので、4年生の練習を見るのもこれが最後かなと思い、雨の中、定時に仕事を終えて練習に向かった。

私が今年練習を見にグラウンドへ行ったのは5〜6回だと思うが、ほとんど雨。昨日は途中で上がってくれたが、日頃の行いが良過ぎるのか、Kayaksにとってはすっかり雨男になってしまった。

さて、昨日の練習を見た感想をざっくばらんに書くと…

これは昨日部員たちにも言ったことだが、特に下級生の元気が無い。声が小さい、あるいは声を率先して出さない、がむしゃらさが無いなど、何と無く「引いている」ように感じた。

先輩を追い抜いて一本目取ってやろう!とか、次の試合で活躍してカッコいいとこ見せてやろう!といった気迫があまり感じられない。ホントにチームとしてひとつにまとまってるの?!と疑ってしまうほど、全員でひとつの目標に向かって頑張るぞ!という雰囲気が感じられなかった。

しかし、どうやらこれは誤解というか、部員ひとりひとりがリーダーシップを取らなければならないということを知りながらも下級生たちは遠慮していただけのようで、練習後半には下級生も含め、もちろんマネージャーも含め、全部員が最終節の勝利を目指して一所懸命練習しているということを感じることができた。

象徴的な例として、1ヶ月ほど前にランニングバックにコンバートされた1年生が、ドリル開始当初は自信無さげにタラタラ走って、ゲインできずに首を傾げながらハドルに戻っていたのだが、ドリル後半はまさに疾風の如く、迫力ある走りを見せてくれていた。

練習では、ゲインした(された)距離よりも大事なことがあると私は思う。
ランニングバックで言えば、ファンブルしないこと、正しいコースを走ること、自信を持って思い切り走ること、などだが、そうした「チームに対して持つ責任」をきちんと果たすことができていれば、練習でゲインした距離なんて大した意味は持たない。

この一年生に関して言えば、まだまだフィジカルに弱いし雑なところはあるが、それは今後の練習で何とでもなる。練習では常に試合をイメージし、チームに対して持つ自分の責任を果たすよう努力し続けなければならない。そのために必要な基本的スキルを身に付け、フィジカルを鍛えて、自分オリジナルのプレースタイルを磨いていって欲しい。
(↑これは全員に対して言えることだね)

さて、昨日の練習を見ていてもうひとつ気になったのが、全体的にディテールが雑ということ。
オフェンスもディフェンスもキッキングも、遠目から目を細めて見れば立派なフットボールをしているように見えるが、近くでちゃんと見ると、ファンダメンタルが雑。例えて言えば、さっきやったパート別練習で反復したスキルを、7対7とか11対11のドリルでは全くやっていない、という感じ。

練習メニューは、年間計画、期ごと、週ごと、そしてその日一日の中でも基本から応用へと段階をおって進んで行くもののはず。春先にやった練習や夏に反復した練習がベースとなってリーグ戦で使用するプレーが成り立っており、さっきやった練習を応用して今の練習が意義あるものとなる。…はず!?

ところが昨日の練習では、「はい、この練習終わったから、次はこれね、こんな感じでいいよね? 時間だから次いこう」と、まるでメニューに流されているかのよう。積み重ねが無い。これではファンダメンタルが疎かになり、ディテールが雑になる。

幸い、監督・コーチの指導によりファンダメンタルは正しく習得できているので、あとは11対11になった時もそれを遂行できるように心掛ければ、おそらくほどなくできるようになるだろう。いや、できるできないではない。やるかやらないか、勝ちたいか勝ちたくないか、だな。

4年生の練習を見る最後の機会、スキあらば怒鳴りつけてやろう!と思って行ったのだが、4年生たちはさすがに立派だった。気負いも、焦りも、悲壮感もなく、そういったネガティブな印象は全く受けなかった。堂々としていて平常心を保ち、素直で冷静で貪欲だった。

リーグ戦終盤ということもあって、フィジカルなコンディションはベストとは言い難いが、メンタルはベストの状態で最終節に臨めそう。あとは自分たちだけで突っ走らず、下級生たちも引っ張ってチーム一丸となって勝利を目指して欲しい。

頑張れ、Kayaks!
頑張れ、4年生!

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