10/28/2012

岩手大学戦

東北学生一部リーグ最終節が行われ、Kayaksは岩手大学バイソンズを接戦の末26対14で下し、見事3位の成績を確定した。

小雨が降ったり止んだりといった空模様。宮城自転車競技場には多くのKayaksファン、OB/OGが集まり、熱心に声援を送ってくれた。

Kayaksの選手もマネージャーもコーチングスタッフも、その声援に応えるべく、そしてこの1年間の努力に自ら報いるため、一所懸命プレーし続けた。

ミスが無かった訳ではない。
反省すべきところが無かった訳ではない。
しかし、今日のゲームはまさに今シーズンのベストゲーム。万一試合に負けていたとしても、その評価は変わらないだろう。

今シーズン、初戦、第2戦と思わしくない試合が続いた。
きっと自分たちはそんなことないと言うだろうが、外からみていると、相手をナメて準備不足も甚だしかった。

2敗して目が覚めたのか、あるいは、今シーズン初勝利にしてKayaksの公式戦(リーグ戦)100勝目の内容があまりに悪すぎたからか、勝利だけにこだわることなく、真摯にフットボールに…自分たちのフットボールに向き合うことができたようで、今日は地に足がついたフットボールを展開していた。

個人ひとりひとりは、もしかしたら満足していないかもしれない。
もっとできた、という選手もいるかもしれない。
だけど、ゲームっていうのはそういうもの。自分ができなくても、仲間が絶好調ならそれで良い。
チームが試合に勝ったことを素直に喜ぶ。そういう姿勢を大事にし、身に付けて欲しいと思う。

今日のKayaksの選手たちは、誤解を恐れずに言えば、自由奔放にグラウンドを駆け抜けた。
それが勝因だと言えよう。
オフェンスもディフェンスもスペシャルチームも、自分たちの持てる力を十二分に発揮するために、思いっきりやりきった。

素晴らしい内容だったと思う。

Kayaksはこれで今シーズンの3位が確定した。
2部リーグでさえ勝つことができなかったチームが、1部リーグで3位にまで上がってこれた。
選手・マネージャーら現役部員の努力はもちろんのこと、献身的に指導するコーチングスタッフやトレーナー、熱心に彼らをサポートするOB/OG会、そしてKayaksファン、部員のご家族のご声援があればこその成績であろう。この場を借りて部長に代わり副部長として御礼申し上げます。
ありがとうございました。

さて、明日からは2013年シーズンが始まる。
今日の第2試合は東北大学対仙台大学の試合だったが、はっきり言って格が違う。第1試合は2部リーグ、第2試合は1部リーグと言っても、おそらく誰もが納得するだろう。それほど違う。
まずフィジカルを鍛え(試合前だからと言ってフィジカルコーチの指導を断るなんて言語道断!)、プレーをシンプルに組み立て、自分たちのストロングポイントを絶対的なものとするべく反復し、対戦相手に敬意を表し、当たり前のフットボールを当たり前に行う。Kayaksらしく、正々堂々と明日から頑張って欲しい。

最後に4年生諸君!
お疲れさまでした。本当にナイスゲームだったよ!



試合経過は次のとおり。(Facebookの投稿を編集したものです)

Kayaksのキックオフで試合開始。

岩手自陣20ヤード付近から最初のシリーズはインサイドのランプレーで組み立てるも3&アウト。
パントもミスでKayaksは50ヤード付近から最初の攻撃。

1stプレーはエンドアラウンドでいきなりダウン更新。
2ndプレーもピッチで好ゲイン。
その後もランとパスでバランス良く攻め続け、フィールドゴールで先制!(3-0)

岩手自陣30ヤードからの攻撃。
一転してアウトサイドを攻めるが、ピッチボールをファンブル。
Kayaksがリカバーして攻守交代。

Kayaksは敵陣28ヤード付近からの攻撃でランプレーによる好ゲインを重ね、フィールドゴールで追加点を上げる。(6-0)

岩手自陣20ヤード付近から攻撃。
3rdダウンで難しいパスをKayaksがカットしてパントへ。

Kayaks自陣45ヤード付近から攻撃。
ペナルティもあってこのシリーズはパントへ。
(パントから第2クォーター)

岩手自陣20ヤード付近から攻撃。
オフT付近のラン、フラットゾーンへんパスでダウンを更新され、ピッチプレーで大きくゲインされる。

敵陣20ヤード付近まで攻め込んだ岩手は執拗にランプレーでゲインを重ね、最後も中央を突いてタッチダウン。PATのキックも成功してKayaksは逆転を許す。(6-7)

Kayaks自陣20ヤード付近から攻撃。
ランプレーによる好ゲインで敵陣まで攻め入り、パントとなるが、岩手のペナルティで引き続き攻撃。

Kayaksの攻撃は実らすパントで攻守交替。
岩手自陣28ヤード付近から攻撃はKayaksの好守によってパントとなる。ここでロングスナップのミスがあり、Kayaksは敵陣20ヤード付近から絶好のタッチダウンチャンス!

インターセプトで攻守交替…

インターセプト後、岩手自陣45ヤード付近から攻撃。
残り時間を使い切れず攻守交替。
Kayaksの攻撃でニーダウンし前半終了。(6-7)

後半開始早々!
キックオフリターンタッチダウン!
Kayaks逆転!(13-7)

Kayaksキックオフで試合再開。
岩手自陣30ヤード付近から攻撃で、いきなりロングゲイン。一気にKayaks陣内へ。
ランプレーで岩手はダウンを更新し続け、最後もランプレーでタッチダウン。Kayaksは再び逆転を許す。(13-14)

Kayaks自陣30ヤード付近から攻撃。
Kayaksはランプレーで好ゲインを重ね、ダウン更新。一気に敵陣20ヤードへ。

敵陣、ゴールまで残り9ヤードでKayaksの攻撃。
ペナルティで罰退するも、4thダウンギャンブルでコフィンコーナーを狙ったパスが見事ヒット! タッチダウンでKayaksが再びリード!(20-14)

岩手自陣40ヤード付近からの攻撃。
一度ダウン更新されるもパントに追い込み、攻守交替したところで第3クォーター終了。

Kayaks自陣25ヤード付近からの攻撃。
いきなりロングランで敵陣42ヤードまで攻め込むが、残念ながらパントで攻撃権を岩手にゆずる。

岩手自陣5ヤード付近からの攻撃。
ダウンを一度更新されるもパントを蹴らせ、これをKayaksが好リターン!
敵陣からの攻撃で一気に攻め込む!

Kayaksは敵陣8ヤードまで進むも痛恨のファンブルロスト…

ここでKayaksディフェンスが今シーズン最高の働きで岩手オフェンスを封じ込め、ギャンブルも止めて敵陣10ヤードで攻撃権を獲得!

ディフェンスの流れをオフェンスも止めることなく、Kayaksオフェンスがランプレーで着実にゲイン。最後は中央を突いてタッチダウン! PATは失敗して26-14。残り時間は2分39秒。

岩手自陣30ヤード付近からの攻撃。
パスしかない岩手をKayaksディフェンスは完封! 攻守交替。

Kayaksは敵陣32ヤードからの攻撃。ランプレーで着実にゲイン、時間を潰し、残り44秒でダウン更新。敵陣22ヤード。

大事に試合を進め、Kayaks、勝利!(26-14)

Kayaksは今シーズン、東北学生一部リーグで3位が確定。
リーグ戦100勝目は後味の良くない勝ち方だったが、101勝目は接戦を制した素晴らしい試合だった。
ご声援いただいた皆さん、ありがとうございました!

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