いい仕事とは何だろう。
例えば、居心地の良いちょっと高級な日本料理屋で、見た目はシンプルなのに手の込んだ味わい深い料理を食べた時、「いい仕事してるなぁ」と、溜め息というか感嘆というか、思わず呟いてしまう。
そんな時の「いい仕事」とは、まさに手の込んだ、手抜きの無い仕事ぶりを言う。
豆腐一丁にしても、手の込んだものとそうでないものとでは、見た目はあまり変わらなくても、食べてみれば分かる。あるいは気付かれない場合もあるかもしれない。それでも手抜きをしない。それが「いい仕事」というものだろう。
事務仕事をしていると、手抜きと合理化が紙一重というか、同じことのように誤解してしまうことがままある。しかし、合理化、省力化、効率化、あるいは標準化といったことで新たなミスが生まれるようでは、それは単なる手抜きだと言わざるを得ない。
料理で言えば、私は料理はできないのだが、例えば料理で言えば、余計なものを加えずに、素材の味を生かして、そのための手間を惜しまない、といった感じだろうか?
あまり上手い例えではないようだが、事務仕事でも、標準化、合理化した上で、手の込んだ「いい仕事」ができるように手間を惜しまず、心を尽くして事に当たっていきたい。
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