9/02/2012

対東北大学戦

今年も東北学生アメリカンフットボールリーグ戦が開幕し、我らが後輩たち、東北学院大学Kayaksは東北大学ホーネッツとの初戦に臨んだ。

ジリジリと痛いほどの日差し。やや強い風が吹いてくれていたのが救いだったが、観戦しているのも辛いほどの暑さ。今夏は本当に暑く、長い。

昨シーズンは前半Kayaksがリードして折り返し、後半逆転されて敗れたカード。今シーズンこそは東北大に勝つ、と意気込んでいたKayaksだったが、結果は0対31の零封負け。残念ながら昨年の雪辱は果たせなかった。

試合経過の詳細や写真はKayaksの公式サイトに譲るとして、試合の感想を素人目線で少しだけ。

一番印象的だったのは、東北大学の方が自分たちが何をすべきかをより良く理解していたように感じたということ。

Kayaksも良く準備していたと思う。オフェンスもディフェンスも戦術的に良く考えられていて、少ない人数ながら良くぞここまで準備できたものだと、部員たちの努力はもちろん、監督・コーチの手腕や努力には本当に頭が下がる。

しかし一方で、若干詰めが甘くなったというか、的を絞りきれていないようにも思えた。つまり、何をしたいのかイマイチ分からない。私のフットボールに関する知識が足りないこともあるが、もっとシンプルに考えても良いのでは?と感じた。

東北大学は試合を通じて、ほぼ同じパターンでオフェンスもディフェンスも組み立てていた。対戦相手に分かられても、自分たちがやるべきことはこれなんだ!と言わんばかりの、まさに正攻法。自分たちのストロングポイントを強化してきた自信のようなものを感じた。

個々人の能力は決して高くはないようだが、チームとしての完成度は相当高い。反復練習によってミスを減らしていけば、東北大学はより良いフットボールをすることができるようになるだろう。

零封負けしたとは言え、Kayaksも今日の試合を反省してきちんと修正していけば、きっと良くなる。フットボールはリーグ戦。まだ初戦を落としただけだ。残り全部を勝つつもりで、我らが後輩たちには元気に頑張って欲しい。

以上が、今日の試合のざっくばらんな感想。では、試合とは別に、誇らしい話をひとつ。

観戦に来ていたKayaksの若いOBたちが、ハーフタイムと試合終了後にスタンドに落ちていたタバコの吸い殻やゴミを拾い集めてくれていた。誰に指示される訳でなく、声を掛け合う訳でなく、当たり前のことのようにスタンドのゴミを拾う姿を見て何とも誇らしく、嬉しく感じた。今日の試合は負けて残念だったが、現役部員たちもこうしたOB/OGのようになって欲しいなぁ、と思った。

2 件のコメント:

  1. 匿名9/03/2012

    試合のことはわからなくて・・・がんばれ!

    誰に言われたわけでもなく・・・、これって就職してから一番大事な事ですよねそういう学習をさせてもらった学生は将来有望ですよ、出来ない新人が多いですから、本当にありがたいです。

    返信削除
    返信
    1. コメントありがとうございます。
      フットボールを通じて何かしら学んでくれたのかと思うと、OBのひとりとして誇らしく感じました。

      削除