4/19/2012

審判クリニック by Bill LeMonnier

昨夜、ANAホリデイ・イン仙台の会議室において、審判クリニックが行われたので参加してきた。

このクリニックは、カレッジフットボールの名門Big10のベテラン審判員でUSAフットボール(NFLのユース部門の団体)のルールコンサルタントも務めるBill LeMonnier(ビル・レモニア)氏によるもので、今回は東日本大震災の被災地である岩手県釜石市を訪れた合間を縫って、仙台でクリニックを行ってくれた。東北学連の清野審判部長からご案内をいただき、審判員だけでなく東北のフットボール関係者も参加可とのことだったので、私も参加させていただいた。

クリニックは、実際の試合のビデオを見ながら各審判の動きや判断が正しいか正しくないか、どのようにしたら正しい判断を下せるかなど、非常に具体的に細かいところまで、熱く、熱く語ってくれた。

審判員でない、というか、元コーチという立場で話を聞いていても実に興味深く、1時間45分のクリニックはあっと言う間に終わってしまった。

何よりも印象的だったのは、ちょうど昨日が64歳の誕生日だったというレモニア氏のパワフルさ!

見た目の印象からは想像できない(失礼ですが!)ほど熱い話しぶりは、もちろん全て英語のため私は2/3ぐらいしか理解できなかったのだが(もちろん通訳がありました)、私を引き込み、夢中にさせて楽しませてくれた。フットボールが本当に好きなのだろう。その情熱がヒシヒシと、というより思いっきり伝わってきて実に楽しかった。

審判員の方々は、本当に一所懸命フットボールのゲームを安全に、そしてlegalに進めようと努力していることがよく分かった。プレーする立場にいると、ついルールに『しばられる』という感覚を持ってしまいがちだが(私だけ?)、分かりやすく言えばルールとは、選手たちを負傷から守り、ズルいプレーを排除して正々堂々とプレーするよう導き、観客たちがよりフットボールを楽しめるようにしてくれるものと言える。

特に正々堂々と、ということが重要で、アメリカンフットボールという競技が持つ知的な一面を狡猾に捉えてはいけない。ルールが求めているのはそうしたことではなく、練習において正しく準備して試合では正々堂々と戦いなさいということ。このことはKayaksだけでなく、全てのフットボール関係者に考えて欲しいと強く思った。

東北学連に関係するもっと多くの方々にレモニア氏の話を聞いて欲しかった、そう思わせる内容だった。是非またこうした機会が得られるように期待したい。

なお、クリニックのあとには懇親会が牛たん炭焼利久東口本店において行われた。こちらでは和やかな雰囲気のもと、楽しい話をたくさん聞くことができた。

レモニア氏に同行されていらした、元日本アメリカンフットボール協会理事長の笹田様、日本アメリカンフットボール審判協会理事長の伊藤様、馬島様、クリニックで通訳をしていただいた東様、本当にありがとうございました。また、いつもお世話になってばかりの清野さん、東北審判部の皆さん、ありがとうございました。今後ともどうぞよろしくお願いします。


それと、東北大学ホーネッツの萩山ヘッドコーチ。事例ビデオに映ってなくてヨカッタね!笑

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