4/10/2012

アドエス讃歌

ついにウィルコムを解約した。
長い間愛用してきたが、解約にかかった時間は僅か3分ほど。仙台駅前にあるウィルコムプラザで、呆気ないほど簡単に終わってしまった。

別に解約で感傷的にはなってないが、名機アドエスとの別れは少々寂しい。タッチパネル、テンキー、スライド式のQWERTYキーと3つの入力方法を持ち、非常に使い勝手の良い道具だった。

一方で、ソフトをたくさんインストールしなければまともに動かない不完全さもあり、その出来の悪さがまた魅力のひとつでもあった。

私は、実はアドエスを2台持っている。
1台目は完全に壊れた訳ではないが、あるキーの反応が鈍くなったので新しく2台目のアドエスに機種変したことがあるのだ。それほどアドエスは気に入っていて、このままずっと使い続けるつもりでいた。

しかし、iPhoneやAndroidなど、急激にスマートフォンが進化し始め、元祖とも言えるウインドウズフォン(アドエスの頃はウィンドウズモバイルと言った)はすっかり出遅れてしまった。

携帯各社もデータ通信の定額などでスマートフォンの使い勝手を身近なものとし、ウィルコムのアドエスは残念ながら徐々に輝きを失っていってしまった。

私は今、iPhone4Sを使っているが、iPhoneにして本当に良かったと思っている。非常に便利で、使い勝手も良い。まだフリック入力には慣れないが、それでもストレスを感じることなく使えている。サクサクヌルヌルな動きは、アドエスではあり得なかった心地良さだ。

が、しかし!
アドエスは2007年から長きに渡って私のスケジュールを管理し、長文のブログを公開し、たくさんのメールを送受信してくれた。少々大袈裟な表現だが、私の人生を豊かにしてくれたとさえ言えよう。例え解約して通信機器としての役目を終えたとしも、その素晴らしい働きを忘れることはないだろう。

ありがとう、アドエス!
さようなら、アドエス!

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