1/07/2016

部下を悲惨な目にあわせないために

職場の労働組合の書記長になって2年半ほどになる。
労働組合といっても親睦会に近いものだが、それなりに労組的活動もしている。

それまで全く組合活動に熱心でなかった(というか全くやってこなかった)のに突然書記長になったものだから、2年半たった今も付け焼刃の知識とハッタリで何とかやり過ごしている感じ。

ところで今日、ある管理職の方と話をする機会があった。
その方と労使に関わる話をしたところ、全く的外れなことをおっしゃるので驚いた。

私も付け焼刃ではあるが、管理職でありながらそこまで労使に関わることに無知だとなると、これはもう、その方の部下は悲惨としか言いようがない。

若手職員には時折話すが、目の前の仕事のことばかり考えてちゃダメなんだと思う。
仕事なんてできて当たり前なんだから、仕事をした上で、もっと大局に立って物事を考え、議論し、さらに考えを深めていくぐらいでないと、本当の意味で自立した社会人になれないんじゃないだろうか。いや、もちろん若い時は仕事ちゃんとできるようになることが先だろうけども。

労組なんて、時代遅れみたいな気もするし、面倒くさいし、変わった人の集まり?みたいにしか私も思ってなかったが、(実際そういうところもなくはないが…)書記長になってみて、少なくとも本学労組は、労働者側から全体を見渡して職場を正しい方向に進めようという熱意のある人たちのグループであるということが言えるんじゃないかと今は思う。

誤解のないように。
労組万歳ではないですよ。

ただ、労組に関われば、労使関係についてだけでなく、働く上で知っておくべき法令、労働協約や労使協定の意味、政治や経済が職場に対しいかに大きな影響を与えるか、などなど、学ぶべきことがたくさんありますよ、ということ。他で学べるなら労組に関わらなくても別に良いと思う。でも、こうしたことは当たり前に知っておくべき社会人の常識のひとつであるといった認識は持つべき。でないと将来、部下を悲惨な目にあわせてしまう上司になってしまうかもしれない。

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