9/22/2014

活動2日目

広島市豪雨災害における災害ボランティア活動2日目は、事前に団体での活動申請が認められていたので、宿舎である広島修道大学セミナーハウスから直接、前線基地である八木サテライトへ。

2日目は近場での軽作業を予想していたのだが、割り当てられたのは、やや離れた緑井墓苑の復旧作業。土砂崩れでほとんど泥に覆われてしまった墓地の通路を確保するというもので、1メートルほど堆積し、乾き始めた泥をかき出すという重労働。初日と違ってスコップ等の数も揃っていたので、ひたすら泥を土嚢袋に入れて投げ捨てるという作業を10時から15時まで休憩をはさみながら延々と続けた。

初日もそれなりに肉体労働だったため背筋がパンパンに張っていたのだが、さらに追い打ちをかける重労働に、初め気持ちが折れそうになったが、そこはアラフィフとは言え元体育会、気合いを入れてスコップを動かし続けた。

途中、湿った泥に流されて石灰化してしまったお骨や、泥に覆われた骨壷が出ることがあり、その都度墓地を管理する方に報告して丁寧に回収したり、泥の中から出てきた墓石を傷付けないように慎重に引き上げたりで、場所が場所だけに、単純な肉体労働とは言えない厳しい作業だった。


印象的だったのは、ボラセンの支援が入る前、被災直後から復旧作業に当たっているという墓地の管理を担当されている方。豪雨災害から1ヶ月が経ち、相当疲弊しているであろうことは見てすぐ分かるのに、私たちを含めボランティアの方々に心から感謝し、結構なお年なのに、あちこち歩きまわってお骨を回収するなどしていた。

緑井墓苑の被害は、私がこれまで災害ボランティアに参加して見てきた中でも、かなり厳しい方で、壊滅的な被災と言える。もとどおりにするにはかなりの期間を要するであろうから、健康に留意され、ゆっくり気長に復旧活動を続けて欲しいものだと思った。

作業を終え、セミナーハウスに戻ってシャワーを浴び、広島最後の夜は学生たちからの要望もあって自由行動とした。私たち教職員は、みんな揃って「雑草庵 安芸」へ。前回、事前視察の際も訪れて、鯛そうめんが美味しかったお店だ。


今日も、美味しい料理と酒、心地よいサービスで疲れた私たちの心と体を癒してくれた。ごちそうさまでした。

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