3/11/2014

尊敬される人が普段心がけている10の要素

言うは易し行うは難し!尊敬される人が普段心がけている10の要素(ライフハッカー[日本版])

1.褒める
誰でも1つは取り柄があります。だからこそ、誰でも賞賛と感謝を得る資格があります。業績の良い社員を高く評価するのは簡単です。反対に、平均的な人を褒める理由を見つけるのは難しいものです。褒めることが得意な人は、簡単な褒め言葉が「平均的な人間を平均以上の人間に変える」と知っています。

与える達人は、自分でも気づかなかった長所に気づいてくれます。また、その長所を伸ばすためにさりげなく手助けをしてくれるでしょう。

2.助言を求める
他者に助言を求めることで、その人に「あなたの経験、スキル、考え方を尊敬しているし、信頼している」というシグナルを送ることになります。助言を求めることによって、自分の弱さを示しているのです。助言を求めるのは簡単なようで難しいものです。プライベートなトピックになればなるほど、相談するのに勇気がいるでしょう。

かつて私は、社員に解雇通知を伝える状況に置かれたことがあります。個別会議を持つ頃には、解雇の噂はすでに社内に広まっていました。ある日、1人の社員が言いました。「解雇らしいですね」。私が話すまでもなく、彼は議題を分かっていたのです。私は言いました。「どう社員に伝えればいいか分からないんだ。君ならどう伝える?」

彼は言いました。「まず、あなたはベストを尽くしたと伝えてください。そして、これからどうなるのかを話してあげてください」シンプルな回答ですが、非常に力強い言葉でもあります。彼は後になって、私があの時、助言を求めてくれて嬉しかったと話してくれました。

与える達人はしばしば他者に助言を求めます。助言を求めることで、相手の自尊心を高めることにもなるからです。

3.相手に対して寛容である
相手のことを本当に思いやっているなら寛容に振る舞う努力が必要です。寛容さと信頼を示すことで、自分が相手のことを信じていると伝えることになるのです。

4.プライバシーを尊重する
何でもシェアするのが当たり前の時代です。「いいね!」を押したり、リツイートをしたり。人生はまるで、公開書籍のようになりつつあります。私たちは、自然と他人のプライバシーに関して鈍感になっているでしょう。

他者に対する最高の贈り物は、プライバシーを与えることです。つまり、過剰な質問や詮索をしないことが大切ですが、相手が共有したい時は心を開いてください。

与える達人は、他人のプライバシーを尊重し、相手がプライバシーを守れるように努めます。なぜなら、相手を思いやるのに、「知る」ことは必ずしも必要ではないからです。

5.チャンスを与える
どんな仕事もすばらしく発展する可能性を秘めています。また、誰でもすばらしいことを達成する可能性を秘めています。

与えるのに長けている上司は、社員がいつかやりたいと思っている仕事につけるように社員を指導します。その仕事がたとえ別の企業での仕事だったとしても。与える達人は、他者がチャンスを掴むサポートに労力を惜しみません。

相手の苦しみを理解し、その苦しみから逃れられるように相手を助けることができる人は多くいます。一方で、ほんの一部の限られた人のみが、相手の夢を理解し、その夢を掴めるようにサポートします。

6.人間味あふれる態度
口先だけで物事を語るのは簡単です。プロ意識を示すことも簡単です。ですが、本当にわずかな人のみが、高いプロ意識を保ちながら、同時に人間らしい素直さを持っています。そうした人々は、物事がうまく進んだときに心から嬉しい気持ちを表します。大変な仕事や労力に対しては素直に感謝します。心から失望することもありますが、他人に対してではなく、自分自身に。彼らは素直に喜び、共感し、心配します。

つまり、彼らは人間味にあふれているのです。与えることの達人は、プロ意識の中にも健全な人間性を兼ね備えています。

7.時には厳しい助言を与える
私もあなたも完璧な人間ではありません。私たちは皆、今の自分よりもより良い存在になりたいと願っています。ですが、人は癖や習慣の罠にはまり、様々なことが見えなくなります。だからこそ、建設的なフィードバックは全ての人に必要なのです。

アドバイス、指導、そして時には尻を叩かれることが必要です。業績評価の際に、フィードバックを与えることはそんなに難しいことではありません。ちょっとしたコメントを与えることも簡単です。それよりもずっと難しいのは、しっかりとした話の場をつくって「あなたなら、もっとできると分かっている」と伝えることです。

与える達人が言ってくれた言葉を思い出してください。聞きたくはなかったけど、言ってもらわないといけなかったことです。そのときに言われたことは、決して忘れないはずです。

さあ、誰かの人生を変えるために立ち上がってください。

8.相手を尊重する
業績がぱっとしない社員もいます。まじめに仕事をせず、大きなミスを犯す社員もいるでしょう(究極的には手放すべき社員もいるでしょう)。

ですが、業績の良い悪いに関わらず、すべての社員は敬意をもって扱われるべきです。嫌みや軽蔑、辛辣なコメントを与えることは、彼らの尊厳を打ち砕きます。

与えることの達人は、最悪の状況下においても、相手の尊厳を尊重します。最終的に解雇せざるを得なくなっても、相手を侮辱したり、貶めることは決してしないのです。

9.裁量と責任を与える
ビジネスにおいては、あるベストプラクティスが存在することが多く、そのため多くの経営トップはそれを取り入れ、手順や工程を強化していきます。

一方で、社員の仕事への参加意識と満足度の高さには、自律と主体性が大きく影響を与えます。自分が正しいと思うことを行動に移す権限と責任が与えられたとき、その任務に対する意識が高まるのです。

与える達人は、基準やガイドラインをつくる一方で、社員がそのガイドラインの中で物事を進められるように裁量と責任を与えます。社員の仕事を「やらなければならないこと」から「やりたいこと」に変化させます。そうすることで、ただの仕事がより有意義なものとなり、社員一人一人のもつ強み、才能、経験を活かすことができるのです。

10.目的を与える
充実感は大きな物事に関わることで得られます。ただの仕事がやりがいのある挑戦へと変わり、個人の集まりが本物のチームとして大きな成果を出す。私たちは、チームワークから生まれる特別な一体感を求めているのです。

ミッションステートメントは誰でも書けるものですが、本当に大きなインパクトを与えるミッションをつくることは、非常に難しいことです。さらに難しいのは、自分たちの仕事がどのように顧客や事業、コミュニティ、そして自分自身に影響を与えるのかを示すことです。

与える達人は、何かを大事にするだけでなく、なぜそれを大事にしなければならないのかを理解しています。

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