7/19/2013

石巻・大川小事故 中間取りまとめ公表

【河北新報】
石巻・大川小事故検証委 中間取りまとめ公表

 東日本大震災で児童・教職員計84人が死亡、行方不明となった宮城県石巻市大川小について、第三者の事故検証委員会は18日、中間取りまとめを公表した。検証委は今後、当日の避難行動や事故要因などの分析、再発防止策の検討を進め、12月に最終報告をまとめる。
 中間取りまとめは、学校の防災対策に関する資料や、遺族と住民らからの聞き取り、過去に勤務した教職員のアンケートなどを踏まえ、主に事前対策と当時の気象状況などについて調査・検証の経過を報告した。
 事前対策では、震災前の防災訓練が「津波への対応が検討・実施されていなかった」と指摘。20人が回答したアンケートでも津波を心配していたという教職員は1人だけで、津波への危機意識が低く、備えが不十分だったとの見方を示した。
 学校付近への津波到達時刻は水位計の記録などから、止まった校内の時計が示していた午後3時37分ごろより早い午後3時半~32分ごろと推定した。
 中間取りまとめは、現時点で事実と認定することが困難な点や、公表が今後の調査に影響する恐れがあると判断された点を除いて集約した。内容は検証委のホームページで公開している。

2013年07月19日金曜日
【引用ここまで】
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大川小学校事故検証委員会

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