77歳。
高校生の頃に体を壊して留年した、なんてことを笑いながら話していたのを思い出す。
内臓の病気を患われていた。
そのせいかいつも穏やかにされていて、でも愉快な方だった。
普段は物静かで目立たないのに、大きな宴会の幹事をされた時は率先してカラオケを歌って皆を盛り上げる、そんな方だった。
怪我したカラスを餌付けし、懐いたカラスが事務室内に平気で入ってきて、寛ぐようになった。
お互い異動し、再び上司と部下になった。
相変わらず穏やかだったが、苦労もし、無理もされているようだった。
私もだいぶ迷惑を掛けてしまった。
定年退職から、12年。
お会いしたいと思いながら、一度もお会いすることなく、この4月に亡くなられていた。
お別れもできず無念だが、今は心からご冥福をお祈りいたします。
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