さくら野百貨店仙台店が2月27日、自己破産を申請して破産手続き開始の決定を受けた。従業員は全員解雇されたそうだ。
私は、小学校6年生までX橋(エックスばし=住所で言うと名掛丁)に住んでいた。
当時、さくら野百貨店は丸光(まるみつ)という名で、近くにエンドーチェーン(現 EBeanS [イービーンズ])や少し離れて藤崎や三越があったが、一番最寄りの「デパート」として丸光はとても身近な存在だった。
記憶は薄れてしまっているが、子供の頃の食堂やお菓子売り場の楽しかった思い出(初めて麦チョコを食べた時は衝撃的だった)と共に、夜9時になると聞こえてきた「この道は~ いつか来た道~」のメロディーは、ちょうど寝る時間でもあったので物悲しい思い出として強く印象に残っている。(ミュージックサイレン:ウィキペディア)
丸光は、その後ダックシティ、ビブレと名を変え、さくら野百貨店として続いていた。ほとんど利用しなくなっていたので無責任な発言となってしまうが、無くなってしまうのはとても残念だ。
<さくら野百貨店仙台>自己破産 負債31億円
河北新報 2/27(月) 12:16配信
さくら野百貨店仙台店(仙台市青葉区)を経営するエマルシェ(同)は27日、仙台地裁に自己破産を申請し、破産手続き開始の決定を受けた。売り上げ減少が主因。代理人の弁護士によると負債額は約31億円で、社員やパートなどの従業員約120人は26日に全員解雇された。
食料品など自前の売り場は閉鎖した。ドコモショップなどのテナントは営業を続けている。午前10時から取引先など債権者への説明会が市内で開かれ、約200人が出席した。青森、岩手両県にあるさくら野百貨店は青森市の別会社が経営している。
東京商工リサーチ東北支社などによると、2006年2月期に193億2600万円の売り上げがあったが、郊外や近隣店舗との競争が激化。人気ブランド「H&M」などテナント誘致に力を入れたが業績悪化に歯止めがかからず、16年2月期の売り上げは79億3900万円まで落ち込み、4期連続の赤字となった。
同社は1946年創業の丸光(仙台市青葉区)が前身。78年に丸光など東北の百貨店5社が経営統合して百貨店連合を設立。大手スーパー、マイカル(旧ニチイ)傘下として「ダックシティ」「ダックビブレ」と社名を変更しながら東北で6店舗を経営した。
01年9月に経営悪化から民事再生法適用を申請。02年9月からさくら野百貨店に社名変更して再スタートを切った。05年4月に青森、北上など5店舗の経営を別会社に譲渡。10年8月からエマルシェとしてJR仙台駅前にある仙台店のみを経営していた。
安藤俊社長は「ご迷惑をお掛けするお客さま、お取引先さまに心からおわびを申し上げます。70年の歴史のあるさくら野百貨店仙台店をこのような形で閉じることについては痛恨の極みというほかありません」とのコメントを出した。
最終更新:2/28(火) 10:01
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