今シーズンは、2勝2敗で2位に3チームが並ぶ(お互いの対戦成績も1勝1敗!)東北学生リーグ始まって以来の珍事?! 結局、Kayaksは、コイントスの末、順位2位順列3位という成績で今シーズンを終えた。
納会には、監督・コーチに加えOBも多数出席いただき、大学からは私の上司である学生部次長に出席いただいて、厳かかつ和やかな会だったなという印象。
そして私は、例によって〆の挨拶を依頼されていて、「じゃぁ、一本締めで!」ということができない性格なものだから、これまた例によって会場が静まりかえって和やかさがすっかり消えてなくなるようなことを喋ってしまった。
多少酒も入っていたし、短く切り上げようと焦ってはいたので、少々言葉足らずなところもあったような気がする。そこで、自分への反省を込めて、納会で伝えたかったことを備忘録的に以下に記す。
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アメリカンフットボールから学ぶことはとても多く、卒業して社会人となってからも、それらは大いに役に立つ。その中から今日は、来シーズンの課題とも言える3つのことをお話ししたい。
1つは、納期を守るということ。
今年は2勝2敗の成績だったが、前半2敗、後半2勝という結果だった。相手があることなので一概に言えないところもあるが、前半は明らかに準備不足だった。3戦目は明らかにそれまでの2戦と戦いぶりが違っていた。
リーグ戦がいつ始まるかは、ここ10年以上スケジュールが変わっていない。チーム事情に合わせて初戦に向けて準備するのは当然のことで、初戦に向けてベストな状態を作り上げるのは、勝てる勝てないは別にして、必ずしなければならないことである。
では、どのように準備するかというと、それが課題の2つ目で、ディテール、つまり細部にまでこだわって準備しなければならない。
納期まで仕上がったけど雑な仕事ぶりでした、というのではダメ。ディテールにこだわったプレー作り、チーム作りをしなければならない。
これをもっと具体的にいうと、自分が正確にできる最も速いスピードでプレーし、そのスピードを上げていくということ。練習とは、そのためにするものだと言える。正確にプレーできるスピードが最も速いチームが勝利をおさめ、リーグを制覇するのである。
では、どうするか?
キツい反復練習を毎日やるしか方法はない。
それと、正確というところが重要で、例えば、良いプレーじゃないのにナイスプレーと褒めたたえたり、素晴らしいプレーなのにそれじゃダメだと言ったり、それでは正確なプレー、正しいプレー、チームに勝利をもたらすプレーは身に付かない。正しい知識と、反復練習をこなす有酸素的体力は、まず初めに身に付けるべきである。
最後、3つ目は、チーム目標(組織目標)の達成に向けて、がむしゃらに努力しろということ。
例えば、チームの目標がリーグ優勝だとしたら、タッチダウンしたQBサックしたインターセプトしたで大騒ぎして喜ぶ必要はないし、ファンブルしたタックルミスしたインターフェアを取られたで落ち込む必要もない。つまり、目標であるリーグ優勝を達成する途中で一喜一憂するなということ。いかに目標を達成するかにもっと集中するべきである。
それから、組織目標を達成するために必要な個人目標を立てるべきである。
例えば、リーグ優勝がチームとしての組織目標なのであれば、その達成のためにどう貢献するかが個人目標になる。4年生を信じて頑張るなんて個人目標はナンセンスで、それでは、4年生が間違ったことをしてリーグ優勝できなくてもそれで良いということになる。組織目標に反する目標である。そんな馬鹿なことが許される組織(チーム)が目標を達成できるはずがない。
組織目標を明確に掲げ、それを達成するために自分はどう貢献するのかを個人目標として具体的に立てて、一喜一憂せずにがむしゃらに努力することが大事だということである。
心のどこか片隅に置いて、来シーズンの活動の役に立てていただければ有り難い。
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