長時間残業の原因は「仕事の終え方」が曖昧だから:使い分けたい4つの考え方(ライフハッカー 日本版)
1. エネルギーベース:ヘトヘトになったら帰る
かつての私は、これがデフォルトでした。でも今は、緊急時や厳しい納期が近づいているときだけに限定しています。世の中には、毎日ヘトヘトになるまで働かなければならないと考えている人が、少なからずいるようです。ワーカホリックの人は特にそうでしょう。それはなぜか? ホワイトカラーの私たちは、体を使わずに、脳"だけ"を使って仕事をしているため、脳はいくら働いても疲れることがないと考えているのです。多くの人が、一度はスポーツ選手になりたいと思ったことがあるのではないでしょうか。そのため、殿堂入りした選手たちのように、「全力を尽くす」必要があると考えてしまいます。でも、実際に優勝しているようなチーム、例えばサンアントニオ・スパーズの選手たちは、全試合に全力を尽くしているわけではありません。むしろ、非常に戦略的に、スタープレイヤーのエネルギー管理を行っているはずです。極端に言えば、全力を出し切らなくても、そのクォーター、ハーフ、ゲーム、その日を勝つことができるだけのエネルギーを出せばいいのです。相手よりも10点多くとることではなく、1点多くとることが重要なのです。
2. 時間ベース:時計が5時を指したら帰る
ToDoがそれほど多くない閑散期には、こうしています。ToDoを終えて時間が余っても、戦略的思考のために時間を取る必要があります。かつての私は、仕事がないと不安になり、忙しく見せるためだけにわざわざ価値のない仕事をつくって取り組んでいました。戦略を立てることは具体的な成果を生み出すわけではないため、罪悪感を感じ、5時以降に先延ばしにしていたのです。それを避けるためにも、時間で切ることに意味があると思います。
3. 結果ベース:今日のToDoリストがすべて完了したら帰る
ブルーカラーであれば、これが普通でしょう。その日の仕事が終われば、時間は関係ありません。でも、ホワイトカラーの場合、レポート作成やプレゼン資料の作成など、1日で終えられない仕事が多く、「その日の仕事」を定義するのが最大の難関です。そのためにも、ToDoリストを具体的に書くことが重要です。ただ「四半期レポート作成」とするのではなく、「顧客分析セクションの下書きを終わらせる」など、1日または1週間で終わらせることができる細かい項目に分割するのです。
会社によっては、これをサポートする「R.O.W.E.」(Result Only Work Environment:完全結果志向の職場環境)というポリシーを掲げているところもあります。同じタスクを4時間で終わらせる人と、8時間かかる人がいるとします。多くの場合、4時間で終わらせる人は、2倍の仕事を押し付けられることになり、同じ給料をもらっているのに負担が多いという不平等が生じてしまいます。そうならないために、例えばNetflixでは、やることさえ終わらせれば、無期限のバケーションを取れます。でも、ほとんどの経営者が、そこまで従業員を信じることができず、このモデルへの移行をためらっているのが現状です。忙しく見せるテクニックや、職場にいる時間よりも、成果が重要なのは明らかなのに。
4. 感覚ベース:今日やったことに満足できたら帰る
成果がはっきりしないときや、取り組むべき課題が不明確なときには、この方法が便利です。新しい領域に足を踏み出すときや何かが変わったばかりのときは、会社に価値をもたらすために次に何をやっていいかわからないことがあるでしょう。そんなときは、成果もわからなければ、達成にかかる時間もわかりません。だったら、自分の感覚で1日の終わりを決めてしまいましょう。トイレに行って、鏡を見て、「よし、今日は十分がんばった」と自信を持って言えるなら、時間なんて関係ないのです。
私は、「正当な1日の労働に対する正当な1日の報酬」という言葉を信じています。多くの従業員が、「正当な1日の労働」を定義しないまま、働きすぎているのではないでしょうか。
人生は、少しの仕事、少しの睡眠、少しの愛、それでおしまい。
── メアリ・ロバーツ・ラインハート
誰もが、もっとハッピーな時間を過ごせますように。
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引用ここまで。
私がスパッと定時で退勤できるのは、3.のようにToDoを細かく分割して、大きなプロジェクトもその日一日のToDOに落とし込んでいるからかな?!
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