彼は、たぐい稀なボディバランスの持ち主で、1年生の時、入部前の体験会のフラッグフットボールで見せた走りは、その後の4年間でKayaksがリーグ戦全敗のドン底から入替戦勝利まで成長するであろうことを予感させるほどのものだった。
天は二物を与えず、性格に相当の難(?)があったが、Kayaksでの4年間で、彼は人間的にも大きく成長した。
特に、彼の現役最終戦となった1部最下位との入替戦で、途中負傷して試合に出られなくなったあとの彼の声援が、試合をしている選手のみならず、サイドラインで指揮を取る私にどれだけ多くの勇気を与えてくれたことか。試合に出れないことを嘆くことなく、チームを勝利に向けて鼓舞し続けた彼の声は、その言葉の意味だけでなく、これまでの4年間でここまで人間的に成長した部員を擁すKayaksが負けることなど決してない、と誰をも確信させるものであった。
成長の陰には、本人の努力も当然あったろうが、チームメイトに恵まれたことを決して忘れないで欲しい。多くの仲間を得、先輩、後輩とのつながりのひとつひとつがNZMを成長させた。これからの長い人生においても、そうした人とのつながりを大切にして、フットボールを通して得た経験を十分に活かして、社会に大いに貢献していって欲しい。
頑張れ、NZM!

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